コラム あの雲の形さぁと人に言ってみたいのだけれどそんな簡単には見つからない そこに、雨に濡れた傘をついたのだろう。弱い雨が朝から降っていて、その人はその中から帰ってきて自分の郵便受けを確認したのだ。その時に傘は地面に足をおろし、そこから水滴が伝い落ちていく。そうやって、染みを作った。自分もその雨の中を帰ってきてふと目についたその染みに、「魚みたいだ」と瞬間的に思ったのだ。それだけの話なのだけれど、それすらも拾いあげてしないたくなるような日々だ。 2020年4月20日 0 0 日々のこと