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満開の桜が咲いてくれると信じたい

あの日、自分がどうしていたか、忘れることはないだろう。



仕事はお休みをとっていて、初めて行く場所に一人でいて、あの瞬間、初めての道を歩いていて、帰れなくなって。



避難した先の、背中をつけた体育館の壁の冷たさとか。
一人でいる自分に声をかえてくれて、一緒にいてくれた母娘とか。
固定電話を貸そうとしてくれたおじさんとか。



そういう意味でも、あの日のことを忘れたりはしない。