コラム 春が近づいていると獣が思う 葉を落とした並木をふと見上げて、そこにあたたかな日差しが当たっているのを見た。風は冷たいけれど、けれど、桜が咲いた風景を思いだした。毎年、見事な桜並木になるのだ。夏以降は、これっぽっちも桜のことを思いださない。冬の間もちらりとも思わなかった。けれど、ふと思ったのだ。少し春を思いだしたのかもしれない。 2020年2月19日 0 0 日々のこと