コラム 月の兎と仲良くなりたいと思った君がいる お皿の縁をくるりとなぞる。夜空に煌々と輝く丸い月が見える。ほんとうに輝いているから、なんだか手をの伸ばせば触れそうな気さえする。平等に月はある。見上げれば、誰でも、あの月は自分だけのものだと思えるような、そんな在り方をしている。太陽は眩しすぎて直視できないから、よく知らない相手のような気がするけれど、月はそうじゃない。よく知っているよ、と思う。そんな、あり方をしている。 2019年11月13日 0 0 日々のこと