こどもの口真似をするのがほほえましい
初めて自分の足ではなく動く乗り物に乗った時、君はどんな顔をしただろうか。
でも実は、君はずっと乗り物に乗っていたよ。
それはお父さんかお母さんが、いつも押してくれていたはずだ。
そうとは意識しないで、君はそのうえで暴れたり、泣いたり、寝たりしていたんだろう。
寝ているのが一番、お父さんとお母さんは楽だったかもしれないけれど、機嫌よさそうに笑っている時が一番嬉しかったかもしれないね。
そのうち、もっとすごき大きな乗り物に乗れるようになって、ずっとずっと遠くに出かけることもできるようになるんだ。
君は、いくら教えても鳥のことも「ひこうき」って言うんだって、君の真似をしながらお父さんが教えてくれたよ。
飛行機に乗る時が来たら、君はどんな顔をしてるんだろうね。