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あっというまにとけて幸せだけのこしてきえてしまう

食べたものは残らない。



あんなにきれいでかわいくておいしかったのに、それは写真とか絵とかあるいは記憶の中にしか残せない。
いくら写真を綺麗にとっても、なんだか違う。
絵なら、もっと気持ちがあふれてにじみでるかもしれない。
でも上手じゃないからなぁと筆を置く。



じゃあ記憶の中に。
いくら写真をとってもなにも残せない気がするから、ただもう気持ちよく食べるだけだ。