
開けるのが楽しみなものと怖いものと
誰しも、得意な月と苦手な月ってあるのじゃないだろうか。
夏が、冬が苦手だからという季節が理由だったり、年末年始は忙しくて大変だからとか、逆にお祝いムードだから好きとか、というのもあるかもしれない。
自分は誕生月で、それは苦手な方に入る。
逆に、意識しすぎているせいで過ごしにくい。
過ごし方がわからなくて、どんどん苦手になって、しまいにはなくなってしまえばいいとさえ思うに至った。
それが、今年は少し違っていた。
もちろん仕事を休むほどだから意識はしているのだが、それはもう何年も前から毎年そうすると決めているので、決まり切ったことだ。
起きた瞬間から何も考えずにしたいことをしていた。
たぶん、社会が作り上げた何かに脅迫されでもしていたのだ。
開けたくないと思っていた扉はそれほどもう重たくない。