道しるべのように先を照らす
この日に、ここにご飯食べに行こうよ。
そうしたら、それまでの時間にあの公園に寄ってきて。
と言う。
いつからか外に出かけるのが怖かったりする。
怖いといかないまでも、億劫に感じたりするものじゃないだろうか。
それでも、長い休暇をとってしまった手前、どこにもいかないのも、それはそれで勿体ない時間の過ごし方をしている気がして、自分を責めたりするんじゃないだろうか。
今度会った時はそこがどうだったか聞かせてよ。
と言うのだ。
性格上、そう言われてしまうと行ってしまう。
行かなくちゃというより、応えたいから行こう、となる。
そんなことを、たぶんよく考えて言ってくれている。
適当に楽したいんだとしきりに言うが、近しい人ほどそれは嘘だと知っている。
優しい方も、厳しい方も。