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悲しむ姿を見たくないからよりよくなろうと思うような

マンションの前に、ぽつりとたっていた。
なんとなく迷子にすら見える、姿としている。



それを見て、ひとりで寂しそうだと感じるのは、人間の勝手な勘違いだろう。
そんなことを言えば、鉢植えもひとりのようなものだ。



森だと、土の中で繋がりあいながら、支えあいながら、ひとつになって植物は生きているという。
それと比べて、鉢植えの植物は孤独だ。
頼れるものもなく、ひとりで生きている。



そんな鉢植えに水をやりながら、太陽の動きに合わせて鉢を動かしながら、できるだけ寄り添いたいものだと思っている。
それは、人にも置きかえられるだろう。