
雨の降る音を聞きながら泣いている
別に雨が嫌いなわけではないのだけれど、どうにも雨の日は体調が悪くなるから厄介だ。
そして、こういう日、自分はなにかをやらかすということにも気づいた。
ふだん気を付けていたことをびっくりするくらい忘れて、やらかしてしまったことに気づいたのも、ずいぶんと一日が終わりに近づいてからだった。
すべてをこの天気のせいだと言ってしまいたいのだけれど(少しも関係ないとも言えないし)、そうもいかない。
でも、そこでくよくよしすぎるのは悪い癖だ。
いくら気を付けたところで、失敗しなくなる日はこない。
だから、この世界から悲しいことはなくならない。
こんなに悲しい気持ちにならないように、明日こそはと顔をあげることしかできない。