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おいしいを共有したいのだ、せめて

中には、おいしいという紅茶のパックが入っていた。
おすそ分けだ。


おすそ分けができる人って、できない身からすると、すごいなぁしかない。
人が喜んでくれたら嬉しいなあという回路が、つねにオンになっている感じがする。


オンにしたいんだけれど、困らせたらどうしようと、ついつい考えてしまうのが自分だ。
それは、相手を信じていないからじゃないかと言われるかもしれない。


例えあげたものが嫌いなものだったとしても、けしてその場でそんなことを言う人ではないと知っているのに、それで関係が壊れるようなこともないと知っているのに。


結局、信じていないのは自分自だ。