Top

いつまでも変わらない姿の雨の日の相棒

今日はひどい嵐だった。



滝のように雨が降り、なにより、風が強い。
思わず、体を流されて、怖くなって立ち止まるほどだった。
だから当然、華奢な傘は壊れる。
そして、傘は簡単にコンビニで買える。



だから、仕事場のビルのゴミ箱には、何本も壊れた傘がささっていた。
その光景を、見たくなかった。