なんにもしたくない、という日は、たぶんある。
早く帰ってきたのに、さて、何もしたくない。
強いて言えば、眠りたい。
もっと楽しもうよ、ほら、あれもそれも楽しそうじゃん。
と、テレビをつければ言われ、雑誌を開けば言われ、街を歩けば言われ。
もちろん、自分だってそうしたい。
生きていることの意味なんて、だいたいの人にはなくて、できることなんて、できるだけ楽しいことがたくさんあったらいいな、ぐらいのものだ。
でも別に、とびきり楽しくなくちゃいけないことはなくて、平和な気持ちでいたいだけだ。
だから、寝てしまおう。