コラム ラブレターならもっとよかった、なんて ついに遭遇してしまった。エッセイを読んでいて、古本に挟まれているものにまつわるエピソードは定番に思う。栞代わりとして挟まれていたのだろう、チケットやら広告やら名刺やら、なんでも。私も、名刺ぐらいならあった。古本界では名の知れた知り合いだったので驚いたものだが。今回は、手紙だった。一筆箋。ブルーブラックの万年筆かと思う。手紙。やっぱり、ついにきたなという感があった。家に帰ってきてから挟まっていることに気づいたのだ。これで私も仲間入りだ。 2019年5月8日 1 0 日々のこと