別に高い食材を手間暇かけて作るのが正解ではない
料理っていうのは残酷だ。
すぐに食べ手に伝わる。
それが、心を込めて作られたものかどうか。
それは外食したお店でも、もちろんそうなのだけれど、自分にもそっくり返ってくる。
自分で、そんなに手間暇かけたわけじゃないのに、ものすごくおいしくできる時がある。
逆に、いつもどおりに作ったはずなのに、ちっともおいしくない時がある。
この違いはなにか。
自分のためだけに作った時なんかは、当然、そんなに自分のことを思って作るなんてことはしないんだけれど、少なくともイライラとした気持ちでは作ってないと思う。
初めてのレシピに挑戦する時なんか、意外とおいしくできることの方が多い。
それはもちろん、初めてだからレシピどおりに作ったからかもしれないけれど、たぶんワクワクしながら作っているからだ。
写真を見て、おいしそうでワクワクしている。
イライラしている時なんかは、作り慣れ過ぎて手際がいいくせにおいしくない。
うん。そんな気持ちで食べてもおいしくないし。