寒さをためこんでためこんで春がくる
久しぶりに傘を持って出かけた。
冬、びっくりするくらい雨が降らなかった気がする。
いつの間にか、朝あかるくなる時間が早くなった、帰り暗くなる時間が遅くなった。
暦はもう2月も半ばで、そろそろ冬が和らいでいく。
やっぱり人間も動物だなと思うのは、寒くて寒くてたまらない日なんかは、著しく活動する気力がなくなっていく時と、春を感じるとわけもなく心が弾むことだ。
体はやっぱり春を待ちこがれているらしい。
それを感じると、なんとなくおかしい。
自然の一部の中で生きている。
もう少しだけその寒さを溜め込んで、もっと春を楽しみにしよう。