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知らないうちに、自分も誰かに見つめられているのかもしれない

帰りのホームで、あれ?と思った。

 

 

高校時代の友人に似ている人が並んでいたのだ。
けれど視力が悪いこともあって確信がもてず、今どこに働きに出ているのかも知らず、声をかけることができなかった。

 

 

同じ車両に乗って、少し離れた場所に立って携帯をいじっている彼女を見ながら、声が聞ければ一発で分かるのになぁと思った。
顔よりも、声の方が鮮明に覚えている。