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芝生のように金色に、銀杏のように金色に輝いてみたい

都内とは思えないほど、空が広かった。
そして、静かだった。鳥の声が聞こえた。

 

 

空が広くて大きくて、一人になれるようなところをずっと探していて、あの公園がいいと教えてくれた。
想像以上に広くて驚いた。本当に都内だろうか。
冬の、しかも年の瀬だからだと思うのだが、人はまばらで、一人でゆっくりできた。

 

 

ただただ広い園内を歩いてまわるだけでも楽しかった。
このたくさんある木の中から、自分の木を探したくなった。

 

 

芝生の原っぱは広くて、そこに大きな木が立っていて、太陽が当たると金色に輝いて見えた。
北風に吹かれながら、この景色を見たかったのだと思った。