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なに一つ同じものなどないことが尊いのなら、さて自分は

空ばかり見ている。

 

 

職場は高層ビルで、目の前に大きな川が流れているため、眺めだけはいい。
朝、職場に着いて、しばしば一休みしながら空を眺めている。

 

 

分かっているけれど、毎日毎日、その空は違う。
同じ日などない。

 

 

蛇行する川と空と、屹立するマンションに住む人々と。
何でもない景色だが、いつまでも見ていられる。