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赤い実は、自分が一番似合う季節を知っている

実際、真冬になったら、寒い寒いと一人で部屋で毛布を被ることなんて分かっているのに、一向に寒くならないことを、少し残念に思っている。

 

 

吐く息が白い。
と、ある日気づく瞬間は、やっぱり嫌いじゃない。

 

 

子供の頃は、ただそれだけでも面白かった。
今でも、今季はじめて気づいた時には、何度か息を吐き出して確かめてしまう。

 

 

赤が似合う冬が、待ち遠しい。