
人生で初めての贈り物を覚えていることができない
先輩のお子さんが、つい先日1歳の誕生日を迎えた。
「破水したから今日は仕事休むから」と連絡を受けて、ひとまず現場の客先に報告したことはよく覚えている。
あれから一年だ。
どんなに、内容の濃い一年だっただろう。
とりわけ、万感の想いなんじゃないだろうか。
ちょうど三連休っだったから、毎日違う親族がお祝いにきてくれて、食べ過ぎたと笑った。
また、足で漕ぐ自転車を欲しがったから買ったんだよと言うので、
「それって、初めての誕生日プレゼントじゃないですか」と気づいた。
自分で言って、なんとなく驚いた。
人生で初めての誕生日プレゼントが、たぶん私にもあったはずなのだと。