コラム 当たり前は当たり前じゃない。忘れないように。 皮のブックカバーに針を通すのは、けっこう硬くて大変だった。 不器用なのも相まって、時間内に刺繍できたのは、たったこれだけ。 花の出来損ないみたいな、いびつな印。 それでも、出来なかったというのではなく、出来たと言いたい。 当たり前なことでも、それは出来たのうちに数えていいのだ。 今日も、朝一人で起きて、お弁当を用意して、ごみを出して、通勤電車に乗って、仕事をして。 出来たことが、こんなにある。 だからそう、この皮のブックカバーはなんだかんだと、もう使いこんだ皮になってきている。 2018年11月20日 2 0 日々のこと