迷子になった記憶が一度だけあるが本当に怖かった
ここに住んでもう数年経つのに、歩いたことがない道のなんて多いことか。
陽気に誘われて、地図も確認しないで初めての場所をふらふらとカンだけで歩いてみた。
方向感覚は悪い方ではないので、「今どこなのか全然わからないや。迷子だな」と面白がって歩くことも少なくない。
どう歩いてきたのかも忘れるほどぐちゃぐちゃに歩いてみたとしても、最終的には便利な世の中だ。なんとかなると腹をくくっている。
そうして、この道はこの道に繋がってるんだと発見をしたり、猫にちょっかいを出してみたり、こんなところにパン屋さんがと入ってみたり。
そうやって、人生も楽しい発見ばかりだと思えばいいのに。