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明るい足元が私の頬を明るくしてくれる

好きなマフィン屋さんが、いつもの実店舗ではなく他のお店でコラボして出店すると聞いた。
調べてみると、そのお店は家からちょっと歩いて行ける距離ということで、迷いもなく遊びに行った。

 

 

行ってみて驚いた。
こんな近くに、こんなに素敵なお店があるとは知らなかった。実に損をしていた。

 

そこは、壁に蔦がはい、看板は昔のまま風化したままを、あえて残した小さな古い建物で、実にそれがいい。
たまたま通りがかったら、あれ?と覗き込みたくなるような店構えをしている。
けれど、大通りに面していないので、本当にたまたまじゃないと見つからないような、そんなお店だ。
東京は、そんなお店が多い。

 

お店の方たちも実に気さくで、イートインで美味しく頂いている私に、顔なじみのように話しかけてくれる。
私は、まるで常連になったような気持ちで、気持ちよくお店を眺めた。

 

そのお店を出てから、周辺を散歩したが、そこでも、あっと思うようなお店を見つけた。
今度また散歩しに来ようと、足元の明るいレンガの道を弾む気持ちで帰った。