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言葉は万能ではないけれど、それしか道具がない

映画を観た。
「人の心は見えない」それと、
「伝えたいことはちゃんと言葉にして伝えないといけない」というのがテーマ。

 

自慢ではないが、人と喧嘩したことが「ない」と言っていい。しいて言えば、姉弟喧嘩が一度だけ。
私だけではない。家族の中で喧嘩が起きたことがない。もちろん、友達ともだ。
喧嘩するようなエネルギーを持っていないのだ。あれは、人と向かいあうのは、ひどくエネルギーがいると思う。

 

喧嘩に発展するほど、怒るようなことをされたことがないだけな気もする。
仕事場のうっすらとした関係の人には簡単に腹が立って、一人で喧嘩しているみたいな心持にもなるから、
身近にいる人達が、私のことを分かってくれていたのかもしれない。

 

 

どこかで、「喧嘩をする人間は外向きの人間だ。内向きの人間はしない」と耳か目にしたことがある。
そうかもしれないと思った。内向きなのだ。

 

良く言えば尊重しあっている、悪く言えばドライ。
身近な人から何かうるさく言われたり聞かれたり強いられたりしたことがない。逆もそうだ。
心配はされても、信用されていると強く感じる。だから私は子供の頃から今にいたるまで自由だ。

 

 

ただそのせいで、本心を伝えることが不得手になったと思っている。
だから、いざその場面が押し寄せてきた時、本当に勇気が必要だった。

それでも、伝えておかなければならないと直感した時、見えないものを言葉にした。
だから、それだけは後悔せずにすんだ。

 

 

母は、家族に対しては隠した愛情で無口な人だったのだけれど、最近よくしゃべるようになった。
家族に対して聞いたこともないような感謝だったり、褒めことばを口にする。

 

母も、そうすべき時だと感じているのかもしれないと思いながら、その言葉を落ち着かない気持ちで聞いている。