勇気が私の手を引いてくれるというのであれば
はじめの一歩が難しい。
勇気を振り絞って、踏み出す。
周りからどう見えているかはわからない。
逆に、私に見えているあの人は、本当はその見え方じゃないのかもしれない。
私の一歩は、なんでもないように見えるかもしれない。
けれど、見た目よりは臆病者だと自分では思っている。
あの人のその一歩は、私には軽々としか映らない。
けれど、実はたくさんの葛藤を載せていたのかもしれない。
たまに思う。
初めて階段を下りようとした時、私はなんて思ったのだろう。
階段の上に立って、下を見る。
今だって、怖いと思う時が、ないわけじゃない。