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何にでも、さよならする日がくる

ある場所で隔月で行われていた一箱古本市が、今日、一旦終わりを迎えた。

 

 

そこは、初めて店主デビューした場所だったので、私はいてもたってもいられない。
一箱に詰める本は私が好きな本をと、いつもより気合を入れた。

 

 

そう思う方は多いのか、訪れる皆さんは長居するばかりで、狭い室内は移動するのも大変だった。
そこここで楽しげな笑い声が聞こえていた。

 

 

軽くなった荷物をありがたく抱えながら家路につくと、朝方降っていた雨もすっかり腫れ上がっている夜空に丸に近い月が綺麗に浮かんでいた。