Top

彼女が言うところの「久しぶり」

久しぶりな友人から連絡がきた。
内容としては、ちょっとした相談だった。

 

けれど第一声が、「久しぶり」でもなければ、もちろん「こんにちは」とかでもなく、なんとも気の抜ける擬音だった。
ここに書くのも恥ずかしい、子供みたいな。

 

このやりとりに、仕事中だった私は気が抜けてしまった。
随分あっていない友人との久しぶりの会話の第一声がこんなに屈託もなく、まるでずっと顔を合わせていたかのようなそれが、ありがたい。