重い体で泳ぐ理由があったかもしれない
最近の悩みと言えば、気持ち悪くなるまで食べても食べても止まらないことだ。
特に、甘いものがひどい。これは単に、甘いものが好きなせいかもしれないけれど。
食いしん坊です、と自分でも言うし、人にも言われるが、けして食べるのが止まらないようなことはなかった。
食後に甘いものを食べるのは小さいころからの我が家の習慣みたいなもので、今更抜けない。
でも、ご飯を食べて甘いものを少し食べたら、さっさとお皿を洗って歯磨きをしていた。
甘いものを買い置きしない時期も長くあった。
仕事が忙しい時期は、夜遅く、味噌汁ぐらい用意すれば平気だった。
それが、ここ最近おかしい。
お腹がいっぱいなのに、食べ続ける。いくら食べても満足できない。
知り合いの年上のお姉さんは、その話と私の仕事の状況を聞いて、食べればいいよ、と言った。
食べるとリラックス効果が出ているから、食べても食べても止まらないときは、脳がリラックスさせようさせようとしているの。
だから、そういう時は、我慢しなくていいんだよ。私もそうだったから。
我慢しなくていい。そう言われて、私はひどくほっとした。
体をマッサージしてくれている人も、自分では強張り過ぎて気付かないと思うけれど、体が辛いって言ってますよ、という。
自分じゃない誰かに体の声をそう言って貰えて、私は泣きそうになった。
この状態は、たぶんまだまだ続く。
結局、残るものと言えば重くなった体で、それはとても残念なのだが、自分を守ってあげようと思った。