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眠そうな顔をしている君の顔を眺められたなら

春だね、と言いたくなる顔だ。
私も、こんな顔をしていたいものだ。

 

気づくと、肩が上がっている。
ガチガチに力が入っていて、家にいる時でさえも、そのこわばりがとれない。

いつからそうなってしまったのかも分かっている。
何かの隙間を埋めるように、気持ち悪くなるまで食べ続けてしまうという今の悪い状態の理由も、分析は済んでいる。

 

済んでいるが、私はまだまだこんな顔をして寝転がったりできないようだ。

何もしなくても一日は過ぎていくし、刻々と死に近づいているのに、私は石のように硬くなって芋虫のように這っている。