
天空の光が差してくる
懺悔に似ている。
朝、二年前の今日だったことを思いだした。
この二年間、何度も何度も思いだした日だ。
あの日、私はひどく人を哀しくさせたと思う。
私の悪いところが全部出たんじゃないかと思う。
ひどい土砂降りの休日だった。
どうしても行かなければいけない用でもなければ、外出なんてしないような土砂降りだった。
私は、その日にどうしても必要なものがあって、お店をはしごして探していた。
そんな日に、私は来なくていいと言ったのに、わざわざ手伝いに来てくれた人がいた。
大丈夫と言ったのに、大丈夫に聞こえなかったと言って。
電話じゃなかったのに、文面ですら、私の大丈夫を聞き分けてしまう人だった。
素直に私はそれを受け取れなくて、結局、ひどい態度をとっていた。
私はその日を後から悔いて、何度も何度も思いだしては、やり直したいと思うのだった。
許されても、やり直したくて仕方がないのだった。