コラム サクサクと足元から冬の音が鳴る 朝、家を出て一息ついた。 息が白くなった。 今季、初めての白さだった。 小学生の頃は、息が白くなることすらおかしかった気がする。 通学路の脇には土の部分も多く、冬になると霜柱がたくさんできた。 それを踏んでは遊んでいた。 足を載せると微かに硬く、わずかな抵抗をもってその身を折る。 土の上には、いくつもの自分の足跡が残った。 霜柱なんて、もう何年も踏んでいない。 2017年12月1日 0 0 日々のこと