仕事中の、小さな小さな、ほっとするもの。
新人で初めての仕事場では、先輩の知り合いに紅茶にうるさい別の会社の人がいた。
昼休みになると紅茶を淹れてくれるので、タンブラーを持っておすそ分けを頂いていた。
そこで知り合った人は、今でも私を覚えていてくれる。
次の仕事場でも、給湯室で仲良くなった人がいた。
その人と話したくて、給湯室に行くタイミングを計る毎日だった。
それ以降、何度か仕事場が変わったが、誰かと仲良くなれそうな給湯室に巡り合わず、一人でお茶を飲んでいる。
誰かとお茶を片手におしゃべりがしたい。