コラム 甘い玉葱になるように あっちもこっちも、うまくいかない日というのは、あるものだ。 肩を落として暗い道を帰って行く。 こんな日に家に帰って夕ご飯を作っても、たぶん美味しくならないのだ。 誰かがいれば聞いてくれるだろう愚痴やら弱音は、例えば、玉葱を刻む手つきからじめじめと味噌汁に染み出して、それを一人で啜って、また身体に戻ってしまう。 だから、温かい、人が作ったご飯を食べに行くことにしよう。 2017年11月16日 0 0 日々のこと