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紅を探せ

日が暮れる早さにも慣れてきた。
街中のコート姿にも慣れてきた。
暖房はまだつけていない。

 

 

年賀状のCMが流れ、来年の手帳やカレンダーが店頭に並び始め、年末が近づきつつある。
その前に街がイルミネーションに彩られていく。赤と緑に。

 

 

でも、それよりも。
自然な赤や黄の彩りを見逃さないようにしたい。

 

そう思うのに、いつの間にか忘年会の誘いをあしらう方法を探してばかりいるんだ。
私は、もっと自然に溶け込みたい。