Top

異国のポストカードと前略と草々

嬉しい贈り物をもらった。

 

先日、お米やにて、おにぎりを一緒ににぎって食べた、留学生の彼がまた訪れてくれたのだ。
残念ながら私はその場に居合わせなかったけれど、彼を出迎えたお兄さんが言うには、スポーツサイクルで颯爽とお店の前に現れ、「Hi」と爽やかに笑ったという。
ぜひ会いたかった。残念だ。

 

そして彼は、お礼の品を持って来てくれたのだ。わざわざ。
拙い、けれど、とても気持ちのこもったお礼のメッセージをポストカードに書いて。

 

小学生の習いたてのような、文字と文章。
けれど、手紙の形式がちゃんとしている。前略と草々。合っている。

 

きっと、ちゃんと調べて書いてくれたに違いない。
真剣な顔で、調べながら、慣れない手つきで書く姿が目に浮かぶ。

 

私は言語脳ではないせいか、外国語を覚えるのが苦手だ。学生の頃は一番英語が苦手だった。
けれど、こうやって縁が生まれると覚えたくなってくるから不思議だ。
もっとおしゃべりしたかった。

 

そして、この異国ポストカードから、彼のルーツがびっくりするようなものであったことが発覚したのだか、今度、彼に会った時にその話をしたいものだ。