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九月を見送る また来年

九月が終わる。
このコラムを始めるにあたり、条件は「毎日書くこと」だった。

 

自慢じゃないけれど、自分は三日坊主だ。

 

自分で言うのもなんだけれど、小中学生の頃の自分は優等生タイプで成長が早い方の子供だったため、面倒な学級委員長に仕上がっていた。
そんなわけで、長い間自分の三日坊主を認めたがらず、ようよう認めたのはつい最近のこと。大人になった。

 

書き続けていると、気づくことが多かった。
本を読むことは、自分の思い出を振り返ることなんだろうか。
ものを書くことは、自分のことを思いだすことなんだろうか。

 

そして、誰かの話が聞きたくなった。

 

九月は自分にとって、一年で特別な月だ。
これぐらいの、夕焼けになる前の空が好きだ。
上ばかり見て歩くから、たまにつまずく。

 

もう少しお付き合いいただけますように。